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圧巻のジャンボ玉ねぎ 安曇野市豊科でコンテスト 「横綱」1.2キロ超

出品されたジャンボタマネギを計測する関係者

 タマネギ栽培が盛んな安曇野市豊科地域で26日、タマネギの大きさを競い合う「第4回ジャンボ玉ねぎコンテスト」(JAあづみ豊科支所主催)が開かれた。大相撲に見立てた企画で、出品タマネギには「しこ名」がある。大きな玉ねぎ部門の甘―70の部で、豊科南穂高の堀内次郎さんの「てらどこ山」が横径151・79ミリ、重さ1224グラムで堂々の「横綱」に輝いた。

 大きな玉ねぎ部門は主力品種ごとに1~3位を決めた。甘―70の部に25点、ネオアースの部には5点の応募があった。ネオアースの部では、豊科南穂高の赤澤喜夫さんの「南南端アト太郎」が横径126・95ミリ、重さ645グラムで優勝した。
 会場のJAあづみ豊科支所に出品タマネギが並び、横径と重量の計測が行われた。今年は対象を豊科地域全体に広げたことで、大きな玉ねぎ部門の出品数は前回の19点から大幅に増えた。5点の応募があったユニークな形部門では、豊科支所の理事や営農センター長ら審査員6人の投票で特別賞を決めた。
 同JAによると、今年は天気が良くて適度な降雨があり、玉がとても大きくて豊作の傾向にある。昨年優勝したタマネギは横径139・16ミリ、重さ965グラムだったため「てらどこ山」の巨大さが際立つ結果となった。
 コンテストはタマネギ振興を目的に令和元年に始まった。同JA豊科支所の加藤岳彦支所長は「タマネギは安曇野のブランド品として注目されている。コンテストが生産者の皆さんの所得増大につながれば」と願う。上位のタマネギ計8点が7月上旬まで豊科支所に展示されている。