地域の話題

命を照らすともしびに 木曽看護専門学校で宣誓式

ナイチンゲールの像からともしびを受けつぎ誓いを新たにする学生たち

 木曽町新開の信州木曽看護専門学校で24日、学生が看護の道を進む決意を新たにする「宣誓式」が開かれた。2年生20人が近代看護教育の母・ナイチンゲールの像にともされたろうそくの火を受け継ぎ、誓いの言葉を述べた。

 照明を落とした会場で、一人一人が像の前に進み出て「看護の精神の象徴」とされる火を自分のろうそくに受け取った。保護者や在校生、教職員らが見守る中で「一人一人と真摯に向き合う」「患者さんの心のよりどころになる」などと誓った。
 2年生代表であいさつした湯川初萌さん(19)=木祖村薮原=は、1年次の実習で担当した患者が、遠慮などから自分の思いを表に出さずにいることを感じたという。「コミュニケーションや観察を怠らず、小さな変化に気付き相手の立場になって行動できる看護師になりたい」と力を込めた。