政治・経済

マカオ便の可能性探る 現地関係者 松本空港を視察

搭乗口で説明を聞くマカオの関係者たち

 マカオのマカオ国際空港とマカオ航空のマーケティング担当者ら4人が23日、松本市の県営松本空港を視察した。国際線の新規開拓を目指す県と信州まつもと空港利用促進協議会(会長・阿部守一知事)の招きで初めて訪れ、チャーター便運航の可能性を探った。

空港施設を見学し、県の担当職員から県内観光を含めて説明を聞いて意見を交わした。4人は、自然が豊かで景色が美しい松本空港周辺の環境に感動した様子で「(マカオに隣接する)香港の人々ともども心を和ませられると思う」「県の支援策も聞けたので、帰ったら前向きに検討したい」と話した。
 一行は都内で前泊してから松本市入りした。市内に2泊して、安曇野市の大王わさび農場や塩尻市の奈良井宿など周辺地域の観光名所にも足を延ばした後、都内に戻ってマカオに帰る。
 県交通政策局松本空港課は「コストなど技術的な課題をクリアしてチャーター便運航につなげていければうれしい」と話していた。