松本市寿北の牛伏川に迷い鹿 中州にうずくまる

23日午後5時半ころ、松本市寿北の牛伏川で、1頭の鹿が中州にうずくまっているのを通りがかりの人が見つけた。ニホンジカとみられ、体長は1.5㍍ほどあり、角が生えていた。
現場は並柳小学校の南約600㍍で、東側に住宅地が広がる。通報を受けた松本署によると、近くの交番から警察官が駆けつけて県や市などに連絡する一方、周りに危害を与える恐れがなく、野生動物ということもあり、この日は様子を見ることにした。
河川敷は幅30㍍ほどで、鹿は水流脇の泥の上であまり身動きせず体を震わせていた。知人からの連絡で警察に通報した近くの青木正照さん(73)は「かわいそうだがどうしようもない」と話していた。