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11駅スタンプ新調へ 安曇野市内 中高生から図案募集

各駅のスタンプの絵柄応募を呼び掛けるチラシ

 安曇野市と同市観光協会、JR大糸線の豊科駅は共同で、市内の駅に設置しているスタンプのリニューアルを進めている。設置場所を6駅から全11駅に増やす予定で、各駅のスタンプの図案を、市内の中学校と高校の生徒から募集している。

 現在スタンプが設置されているのは、市が乗車券販売を担っている大糸線の5駅と篠ノ井線の1駅。枝切りで処分されるリンゴの木を印材として再利用し、地元特産品や風景など、各駅の特徴を表した絵柄が彫られている。平成17(2005)年の合併前後の時期、当時の観光協会が、リンゴの木のはんこを考案した三郷地域の彫刻家に制作を依頼したとされている。
 長年の使用で版面が劣化してきたため、リニューアルを決めた。通学などで使う地元駅に愛着を持ってもらおうと、中学校7校、高校4校の計11校に1駅ずつ割り当て、6月30日まで図案を募集する。
 市によると、安曇野市はJR東日本の駅が県内最多の自治体となる。太田寛市長は「観光客など電車で安曇野に入ってくる人はたくさんいる。11駅のスタンプラリーなどを行い、駅や駅周辺の特長を生かしたPRをしていきたい」と力を込めている。