教育・子育て

スウェーデンの音楽に親しむ 麻績小で特別授業

関崎さん(中央右)やトロールベックさん(同左)の紹介でスウェーデンの伝統的な音楽や踊りを楽しむ児童たち

 麻績村の麻績小学校で16日、スウェーデンの伝統音楽に親しむ特別授業が開かれた。同校外国語支援員・清水ジェニファーさん(48)の筑北中学校ALT(外国語指導助手)時代の教え子で、スウェーデンの伝統弦楽器・ニッケルハルパの奏者・関崎奈都子さん(39)=長野市=が演奏を披露し、全校児童約80人が異文化に親しんだ。

 関崎さんは、定番曲の「ブンドポルスカ」など2曲を演奏し、16本の弦が共鳴するどこか懐かしい音色を披露した。伝統の縦笛・オフェダールスピーパの素朴な音色も吹奏した。父親がスウェーデン人のALTスティナ・トロールベックさん(22)も夏至祭で踊る伝統的な踊りを紹介し、全校児童が踊った。
 6年生の臼井晴香さん(11)は「初めて見た楽器だけれど音色がとてもきれい。日本とまったく違う文化で驚いた」と話した。
 国際理解につなげようと初めて企画した。21日午後2時から村内の信濃観月苑で演奏会を予定する関崎さんは「初めての体験が子供たちの記憶の片隅にでも残ってくれれば」と願っていた。