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塩尻の玄蕃まつり 今年は通常開催 7月29日

4年ぶりの通常開催を決めた実行委初会合

 塩尻市の夏を盛り上げる「塩尻玄蕃まつり」の実行委員会は15日、第48回となる今年の祭りを7月29日に開くことを決めた。新型コロナウイルス禍を受け、令和2年以来中止やオンライン開催が続いており、多くの人が集う本来の形での開催は4年ぶりとなる。

 市や市内経済・観光団体、区長会などでつくる実行委が、市民交流センター・えんぱーくで初会合を開いた。
 開催要綱案では、午後1~7時に大門商店街を歩行者天国にする。1~4時に塩尻青年会議所が中心となって各種イベントを開催。5~6時にメイン企画「玄蕃おどり」を予定し、「玄蕃之丞」伝説のキツネをイメージした踊り連が練り歩く。飲食ブースやキッチンカーが出店する「玄蕃横丁」もある。
 今までの塩尻玄蕃まつりは2部制で長時間の開催だったが、1部制に改め、感染リスクの抑制を図る。
 大会長の百瀬敬市長は「お祭りやイベントを通じて人がつながり元気になる。工夫しながら多くの人が楽しめる祭りにしたい」とあいさつした。実行委員長の小松稔塩尻商工会議所会頭は「たくさんの人にお集まりいただき、祭りを成功させたい」と述べた。
 塩尻玄蕃まつりは昭和51(1976)年開始。コロナ禍前の令和元年には踊り連40連約2500人が参加した。