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春の全国交通安全運動スタート 自転車乗用時のヘルメット着用など訴え

パレードを先導する鈴木さんと松工自転車競技部部員

 「春の全国交通安全運動」の出陣式が11日、松本市島立の県松本合同庁舎であった。シドニー五輪MTB日本代表の鈴木雷太さんや、松本工業高校の自転車競技部の部員11人ら、約150人が参加した。20日までの運動期間中、4月から努力義務化された自転車乗用時のヘルメット着用など、交通安全を働きかけていく。

 松本警察署の上條豊署長は「心を一つにして悲惨な事故を一件でも減らせるよう取り組みたい」とあいさつした。式後、鈴木さんと高校生が自転車で白バイやパトカーを先導し、交通安全を呼び掛けるパレードをした。
 松本署管内では今年に入ってから10日までに交通人身事故が242件(前年同期比26件増)発生し、281人(同42人増)が負傷した。このうち自転車の事故は36件(同2件減)で36人(同増減なし)がけがを負っている。