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木曽かめ君 シートで〝復帰〟 春の交通安全運動始まる 安協 木曽署に30枚寄贈

「木曽かめ君」のイラスト入りマグネットシート。木曽署の車両に貼り啓発に役立てていく

 春の全国交通安全運動が11日に始まり、木曽交通安全協会は、木曽の交通安全啓発キャラクター・木曽かめ君のイラストが入ったマグネットシート30枚を木曽警察署に寄贈した。木曽広域連合が所有する交通安全啓発車両「木曽かめ君」が老朽化する中、シートを警察車両に貼ることで活動の一層の推進につなげる目的だ。

 シートは50㌢四方を6枚と30㌢四方を24枚贈った。啓発車両の「木曽かめ君」は平成15(2003)年に県警の事業で導入され、車の流れが早く「木曽高速」とも呼ばれた国道19号を法定速度の50㌔で走り速度抑制を促した。途中で木曽広域連合に譲渡され、交通安全運動期間をメインに活動が続く。近年は青色回転灯が動かなくなるなど老朽化も見られ、昨秋と今冬の運動は修理のため出動していなかった。
 運動の出陣式に合わせた贈呈式で、大給好純会長が山口伸彦署長へ目録を手渡した。大給会長は「木曽の安全に役立てていただければ」と願い、山口署長は「速度抑制は事故防止の一番大事な部分。ドライバーの意識づけにつなげたい」と話し感謝した。シートは運動期間に限らず活用していく方針だ。