中庭はステージ、みんなが主役 塩尻西小が「西小ライブ」

塩尻市の塩尻西小学校(大野征二校長)で、「西小ライブ」と銘打った企画が始まる。平日の休み時間に屋外のプレイコート(中庭)を使い、誰でも演奏や歌、ダンス、朗読などを披露できる。児童、教職員だけでなく、地域の人たちも出演可能で、ジャンルを問わず、好きなことを自由に表現できる場を設ける。
中学時代にギターを始め、ロックバンドを組んで活動してきた大野校長が窓口となり、発表したい人を募っている。上手かどうかは関係なく、「演奏したい、聞いてほしい」と思った人が表現できる機会とする。大野校長は「演奏することも、聞くことも強制されない主体的なライブ。休み時間なので子供たちは自由に過ごしてほしい。聞きたい人が聞きに来るライブにしたい」と話している。
随時開催する企画で、11日午前10時半から1回目を行う。市内の若手事業者の有志でつくるグループ「猛烈」が登場する。歌手の都はるみさんが歌い、昭和40年代の終わりころに作られた曲「塩尻音頭」を再び広めたいと願っており、児童たちの前で曲に合わせて踊ることにした。
「塩尻音頭」は以前に、塩尻西小の運動会で披露されたこともあるという。同校の教員らでつくる「西のおとな」も出演し、テレビ番組「ミュージックステーション」のテーマ曲「#1090」を演奏する予定だ。