政治・経済

松本市会 誠の会が最大会派に 「市長派」の結成なし

 松本市議会(定数31)の新たな会派構成が9日、固まった。改選前まで会派に属していなかった現職3人と新人2人の5人が新会派を結成し、会派数は5から6に増えた。保守系会派「誠の会」は改選前より3人増えて7人となり、最大会派になった。選挙戦で臥雲義尚市長の応援を受けて当選した新人では2人が無会派で、いわゆる「市長派」の会派結成はなかった。

 新会派の名称は「まつも都」で、立民現職の神津ゆかり氏が代表。このほか横内裕治、上條一正の現職2氏と、中山英子、花村恵子の新人2氏が組む。神津代表は「松本の古き良き伝統を守り新しいことを目指す。多様な市民の声を市政に反映させたい」と話した。
 誠の会は新人の宇留賀響氏のほか、改選前まで最大会派の「開明」に所属した今井優輔氏と、無会派の土屋眞一氏が入った。開明は和久井悟、維新の西澤郁弥の新人2氏が入り、改選前と同じ6人で第2会派となる。
 臥雲市長が選挙戦で応援した菊地徹、木場陽子の新人2氏は会派に属さなかった。会派結成を模索した菊地氏は「残念な気持ちがなくはないが、会派結成、所属を優先しすぎると無理が生じる」とした。

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