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「昭和の青春」映画ポスター 松本のガソリンスタンドにずらり

青春時代の映画のポスターを防火壁に飾って公開する草間さん

 松本市清水1のガソリンスタンド・スカイエナジー松本清水SSで3日、昭和の時代に映画界で一世を風靡した俳優たちの出演作品のポスター40枚が一堂に展示される。同店所長の草間良忠さん(77)の収集品で、店舗の防火壁にずらりと並べて、来店客や道行く人に見てもらう。

 日活、東宝、東映、大映の各社製作の映画ポスター約120枚保有している。展示第1弾として、石原裕次郎さんや赤木圭一郎さんらの主演作品のポスターを中心に飾る。安曇野市豊科出身の故・熊井啓監督が手掛けた映画作品のポスターも見どころという。
 昭和30年代は一般家庭にテレビが普及しておらず、娯楽といえば「映画館でこぞって映画を見ていた時代だった」と草間さんは言う。ポスターを20歳ころに集め始めて、60年近くになる。「昭和の映画は俺たちの青春。生きている限り、青春を忘れちゃいけない」と、ポスターを見て若き日々を思い起こしてもらおうと展示を企画した。
 草間さんは「映画館が満員で立ち見をしたなあとか、ポスターを見て懐かしんでもらえたら」と話している。展示は午前9時~午後6時。