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小野御柱祭里曳き 御柱の現在地をGPSで案内 3日から

インターネットの地図上で曳行中の柱の位置が分かる(イメージ画面)

 3~5日の小野御柱祭・里曳きで、衛星利用測位システム(GPS)を活用し、曳行中の柱の位置情報を発信する新たな試みが行われる。訪れた観光客がスマートフォンなどを使って、8本の柱の位置をリアルタイムで確認できる。

 小野神社(塩尻市北小野)の一~四之柱と、矢彦神社(上伊那郡辰野町小野)の一~四之柱の曳き手が手のひらサイズのGPS発信器を持ち歩き、インターネットの地図上に柱の位置が表示される。
 8本の柱は各地区から神社へと曳行されるが、これまでは詳細な案内ができなかった。柱の集まる両神社周辺で、各柱の曳き手がお互いの位置を確認でき、円滑な曳行にも役立つという。
 地元住民でつくる両小野地区振興会のホームページ部会が発案し、初めて試みる。会員の牛丸圭也さん(53)は「伝統の御柱祭と最新技術のコラボを見てほしい」と話している。
 各柱の位置は振興会のホームページ内の御柱総合情報=QRコード=から確認できる。JR小野駅や臨時駐車場にもコードを掲示する。