朝日村長選 現・新2氏激しく競る

23日に投開票が行われる朝日村長選挙は、届け出順にともに無所属で、新人の塩原智惠美氏(68)=西洗馬=と、1期目の現職・小林弘幸氏(70)=同=による選挙戦が折り返しを過ぎた。市民タイムスは、告示後に期日前投票所で出口調査を行い、取材を加味して情勢を分析した。両氏が激しく競る展開で、終盤戦での支持拡大が鍵を握りそうだ。
女性で初めて立候補した塩原氏は、村内各区で一定の支持を得る。女性層や若年層、シニア層から支持を集める傾向にある。候補を選ぶ際に「村民目線に近い」を重視する有権者の支持も得る。村づくりの柱に村民との対話を掲げており、前哨戦ではミニ対話集会を数多く重ねてきた。
再選を目指す小林氏は、村内全区で支持を広げる。男性層の支持が高く、中高年層をはじめ全年代で一定の支持を得る。選挙戦では、1期目に実現した子育てや福祉の施策、継続した村づくりの必要性をアピールし、投票先の見極めに「経験・実績」を重視する有権者の支持が高い。
有権者に何を重視して投票するかを複数回答で聞くと、最も多いのが「人柄」で、次いで「政策」、「経験・実績」と続いた。
両氏は村内を精力的に遊説し、最終盤まで政策の浸透や支持拡大に力を尽くす。塩原氏は遊説や街頭演説に加え、20日には個人演説会を開いた。小林氏は19、20日の2日間村内全地区で街頭演説を重ねている。
調査は19、20日の2日間、19~87歳の計115人(男性54人、女性61人)に行った。