政治・経済

松本市議選政策アンケート 候補者は子ども・教育重視

 23日投開票の松本市議会議員選挙(定数31)で、市民タイムスは立候補した39人に政策アンケートを行った。力を入れて取り組みたい政策分野を選択式(二つまで)で尋ねたところ、「子ども・教育」を選んだ候補者が最多の24人で61・5%を占めた。急速に進む少子化や、地方からの人口流出に対する問題意識が高まっている状況がうかがえる。

 告示前にアンケート用紙を配り、回答してもらった。「子ども・教育」を選んだ24人は男女半々。過去最多となった女性候補は16人中12人が選択し、75・0%を占めた。
 2番目に多かったのは「健康・医療・福祉」で14人(35・9%)、次いで「交通・都市基盤」が10人(25・6%)、「経済・産業」が9人(23・1%)と続いた。
 突出して回答が多い「子ども・教育」と、回答ゼロの「DX・行財政改革」以外は、比較的差が少ない。男性候補(23人)に限ると、2番目に多いのは「交通・都市基盤」と「経済・産業」、「住民自治・防災・共生」で同数の7人だった。
 候補のうち60~70代(20人)と20~50代(19人)を比較すると、トップは「子ども・教育」、次に多いのは「健康・医療・福祉」で共通している。ただ3番目に多いのは、60~70代が「交通・都市基盤」と「経済・産業」、「住民自治・防災・共生」で各6人、20~50代は「文化・観光」で5人だった。

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