教育・子育て

両小野中開校70周年記念の法被 地域と生徒、卒業生の思い詰め込む

両小野中学校の開校70周年を記念した法被

 塩尻市北小野の組合立両小野中学校の開校70周年を記念した法被が完成した。中学校でデザインを決め、北小野、小野両財産区が法被90着分の製作費約60万円を折半して負担した。19日に校内で贈呈式があり、北小野財産区議長・永原英男さん(69)と小野財産区議長・瀬戸肇さん(69)が、生徒会長・白鳥怜さん(14)、副会長・吉村蒼祐さん(14)に手渡した。

 法被は紫と黄色の生地を使い、ローマ字で「RYOONO TANOME」の文字入り。背面にはねじり鉢巻きをした、両小野PRキャラクター「うとう」が、前面にオキナグサの花があしらわれている。
 開校70周年を記念するとともに、5月に行われる地元の小野、矢彦両神社の御柱祭を盛り上げようと、昨年度の3年生が発案した。御柱祭には生徒・教職員が法被を着て参加する。70周年記念式典や財産区有林などで行う「日本土真ん中ウオーク」といったイベント時にも活用する。
 白鳥さんは「地域の方々と生徒・卒業生の思いが詰まった法被が完成した。学校行事や記念式典などの活動で法被を着て、大切に受け継いでいきたい」と感謝した。