地域の話題

松本工高の同窓会が母校に絵画寄贈 卒業生の画家・原さんの作品

母校に絵画を寄贈した武井会長(左)と原さん(左から2人目)

 松本工業高校の同窓会(武井勝己会長)は19日、創立85周年を迎えた母校に、卒業生の画家・原元勝さん(88)=松本市元町1=の絵画を寄贈した。フランスに残る中世の教会を描いたF100号の大作で、正面玄関に飾られる。

 武井会長と原さんが松本市筑摩4の同校を訪れた。過去にフランスの国際公募展ル・サロンに入選した「ポルテと教会」と題する作品で、原さんによる寄贈は2点目。85周年と本年度末で卒業生が2万人に達する見込みを記念したという。
 原さんは、フランスで絵画の腕を磨いた経験に触れ「こういう先輩もいるのだと、生徒たちが海外に意識を向けるきっかけになれば」と願う。野本裕之校長は「芸術の心も生かしながら、ものづくりを学んでほしい」と期待していた。

連載・特集

もっと見る