地域の話題

妻籠と馬籠 待望の切手に オリジナルフレーム発売

中山道の妻籠宿と馬籠宿を取り上げたオリジナルフレーム切手

 日本郵便信越支社と東海支社は20日、オリジナルフレーム切手「中山道 馬籠宿 妻籠宿」を発売する。旧中山道の宿場として人気が高く、両方合わせて巡ることも多い妻籠宿(南木曽町)と馬籠宿(岐阜県中津川市)の魅力を伝える。700部を用意し、中信地域の102郵便局などで扱う。

 63円切手10枚がシートになっており、両宿場の写真が5枚ずつ使われる。妻籠宿では、宿場情緒を伝える町並みや、高窓から差し込む光の筋で有名な脇本陣奥谷の「斜光」などを取り上げた。宿場内にある妻籠郵便局の田口辰徳局長や地元観光協会が撮影した。
 田口局長によると、妻籠を訪れる観光客からオリジナルの切手はないのか問い合わせも多いという。コロナ禍で減少した人出が回復してくる中で「妻籠、馬籠の一体となった魅力を発信することにつながれば」と話す。
 1シート1220円(税込み)で、25日からはインターネット上の「郵便局のネットショップ」でも100部を販売する。
 日本郵便信越支社は発売に当たり、南木曽町と町内の2観光協会にシートを贈った。