塩尻市議選あす告示 定数18に19人立候補予定 選挙戦へ

統一地方選後半戦となる塩尻市議会議員選挙は16日に告示される。定数18に対して、現職12人、元職2人、新人5人の計19人が立候補を予定しており、7日間の選挙戦に突入する見通しだ。昨秋、20年ぶりに市長が交代して百瀬敬市政が誕生した。今回の市議選は、塩尻の未来を方向付けるもう一方の住民代表を選出する重要な選挙となる。
立候補予定者は地区別で、大門2人、塩尻東4人、片丘1人、広丘1人、高出2人、吉田1人、洗馬2人、宗賀3人、北小野1人、楢川2人。人口が多い市北部は、平成31(2019)年の前回選で広丘、吉田両地区で計6人いたが、今回は4人少ない。女性は前回と同じ3人にとどまる。
市議選で対立軸となるような差し迫った課題は見当たらず、各候補者は子育てや福祉など、生活に密着した政策を訴えて市民の支持を集めるとみられる。直前の県議選の投票率(44.03%)が前回選より2.06ポイント下回ったことが、前回は47.88%だった市議選の投票率にどう影響するのかも注目される。
市選挙管理委員会は14日、市保健福祉センターで告示日の立候補届け出受け付けのリハーサルを実施し、選管事務局職員らが事務手続き作業の手順を確認した。昨年9月の市長選から受け付け直後に公営物品の配布を行い、各候補者が速やかに選挙運動に入れるよう工夫している。