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マップを手に奈川散策楽しんで 石碑などの文化財を詳しく掲載

マップを手に奈川への来訪を呼び掛ける勝山会長

 松本市奈川地区と野麦街道の歴史と文化に光を当てた散策マップ「奈川歴史街道」が完成し、地区内の飲食店や宿泊施設、公共施設で配布されている。石碑や道祖神を訪ね歩いて歴史探訪ができる、読み応えのあるマップだ。

 奈川地区の地域づくり会社・ふるさと奈川が地域住民と共に作った。A2サイズで、折り畳める。▽野麦街道の役割と変遷▽縄文時代から現代までの奈川がわかる年表▽地域の民謡や民話▽奈川獅子をはじめとした文化財―をイラスト入りで詳しく掲載している。マップでは街道筋の石碑や道祖神、神社の位置が一目で分かる。
 奈川では現在、御殿桜が開花を迎えている。オオヤマザクラの一種で「秘境錦」として品種登録されているご当地桜だ。5月には野麦峠まつりが4年ぶりに開かれる。マップを監修した地域づくり協議会・ふるさと奈川をおこす会の勝山裕康会長は「パンフレットを手に奈川を歩き、歴史探訪を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
 ホームページ(https://guide.furusatonagawa.com/rekishi/a2map.html)からもダウンロードできる。問い合わせはふるさと奈川観光交流部(電話0263・79・2125)へ。