政治・経済

統一選後半戦 塩尻市議選16日告示 定数18に19人立候補予定

市議選に向け選挙用ポスター掲示場の板を取り替える作業員

 統一地方選前半の県議会議員選挙が終わり、16日に告示、23日に投開票される後半の塩尻市議会議員選挙(定数18)に向けた動きが10日、本格化した。市議選をPRするのぼり旗の設置や、選挙用ポスター掲示場の取り換えが始まり、19人の立候補予定者も少数激戦が見込まれる選挙戦に向けた態勢を整えている。

 塩尻市議選には現職12人、元職2人、新人5人の計19人が立候補を予定する。無所属は13人、政党・政治団体関係が6人で、女性は3人にとどまっている。
 今回の県議選の支援に携わった現職男性は「市民の負託を受けられるようしっかりと選挙戦を戦う。商業施設前でのつじ立ちも始めたい」と力を込めた。
 県議選塩尻市区の投票率は前回を2.06ポイント下回り、過去最低の44.03%と低調だった。現職県議が殺人容疑で逮捕・起訴される事件が少なからず影響したとみられ、同県議の地元の塩尻東では全投票所で前回を下回った。市議選への影響も懸念されるが、別の現職男性は「(政策を訴えるなど)自分ができることをしていくしかない」と話す。
 市内249カ所に設けるポスター掲示場は、建設会社の作業員によって県議選用から24人枠の市議選用に掛け替え作業が行われている。県議選塩尻市区では大接戦の末、22票の僅差で当落が分かれた。市選挙管理委員会は「まさに1票が、未来を変える可能性がある」と有権者に投票を呼び掛けている。

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