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露地物スイカの定植スタート JA松本ハイランド管内

スイカの苗を定植する生産者

 JA松本ハイランドの管内で、露地栽培スイカの苗の定植が始まった。春の訪れが早く、暖かい日が続いているが、7月初旬からの出荷に合わせ、例年と同じ時期からの作業になる。

 JAすいか部会の研究部長・中野識文さん(36)は5日、松本市波田下原の20アールの畑で家族3人とともに定植作業をした。凍霜害から苗を守るため、ビニールと保温資材を二重にしたトンネル内に、約30センチまでに育てた苗を丁寧に植え付けた。中野さんは「自信を持って出荷している。ブランドイメージを守っていけるよう頑張りたい」と話した。
 同JA管内での定植作業は7月上旬まで続き、9月上旬まで出荷を見込む。210戸の農家が約200ヘクタールで作付けし、83万ケース(2玉入り)の出荷を計画している。