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子供たち張り切る春祭り 豊科・新田神社でおはやしや舞の練習

おはやしの練習に励む子供たち

 安曇野市豊科の新田神社で8日と9日に例大祭が開かれる。3年ぶりに奉納される浦安の舞と舞台のえい行があり、地元の小中学生と高校生の23人が、おはやしと浦安の舞の練習に励んでいる。

 地元の「お囃子愛こう会」の田野尻詔雄さんが太鼓を、高橋渡さんが篠笛を指導している。浦安の舞は信濃雅楽会の等々力寿美さんが指南している。田野尻さんは「(3年ぶりで)うれしい。これだけ子供が集まってくれて感激」と語る。
 子供たちは春休みを利用して3月下旬から新田公民館で練習を重ねている。舞台は、8日の宵祭りと9日の本祭りで地区内を練り歩き、子供たち17人が交代しながらおはやしを担当する。舞台がやって来るのを毎年心待ちにしている年配者もいるという。浦安の舞は女子6人が舞う。
 小学生の頃からおはやしに参加している豊科北中学校3年生の寺沢功世さんは「3年間できなかったのは寂しかった。練習してきた成果を地域の皆さんに見て楽しんでもらいたい」と願う。浦安の舞に参加する松商学園高校2年生・藤倉苺花さんは「不安もあるが楽しみもある。3年ぶりなので絶対成功させたい」と意気込む。
 浦安の舞は、8日午後5時に神楽殿、7時に本殿、9日午後1時に神楽殿、4時に本殿で奉納される予定。舞台は8日午後5時40分と9日午後1時40分に神社を出発する予定になっている。いずれの時刻もおおむね。