交通事故から子供守ろう 県警の安全週間始まる 啓発強化 木曽署が出発式

県警が実施する運動「信州さくら満開こども交通安全週間」が5日に県内で始まり、木曽警察署は木曽町新開の同署駐車場で出発式を開いた。署員約20人が参加し、新入学児童らが通学を始めるこの時期に、子供を中心に木曽地域の交通安全を確保していくことを確認した。運動は11日まで。
山口伸彦署長は駐車場に整列した署員に「通学時間帯の街頭活動などを通し、子供たちや地域の安全安心を守っていきましょう」と呼び掛けた。署員は警察車両8台を点検して管内のパトロールに出発した。期間中は登下校の時間帯を中心に交通指導取り締まりの強化や地域と連携した啓発活動などを行い、小中学校や保育園での安全講話も予定する。
例年はこの時期に春の全国交通安全運動があるが、今年は統一地方選挙と重なり1カ月遅れるため、県警は独自に交通安全週間を設けた。通学路の登下校児童の安全確保や、新入学児童ら子供の交通安全教育の推進、自転車安全利用の徹底を重点に掲げ、各署が取り組む。