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「木曽合宿」4年ぶり開催 出羽海部屋が6月に3日間

4年ぶりに開催される木曽合宿の最終日に、公開稽古の会場として使われる木曽町民相撲場の本土俵

 大相撲・御嶽海久司関(上松町出身)が所属する出羽海部屋が木曽町で行う「木曽合宿」が、4年ぶりに開催されることが決まった。今年の名古屋場所の直前となる6月22日から24日までの3日間で、最終日の稽古は誰でも見学できる。御嶽海後援会(永瀬完治会長、事務所・木曽町日義)が27日、発表した。

 木曽合宿は、昭和53(1978)年の「やまびこ国体」で相撲会場となった木曽町民相撲場を稽古場として令和元年6月に初めて開催。最終日の公開稽古には約1500人のファンが集まり、迫力あるぶつかり合いに熱い視線を送った。継続開催を視野に入れていたが、新型コロナウイルスの影響で2年から3年続けて中止だった。
 今年の合宿期間中は、御嶽海関ら力士が地元の子供たちと交流する機会も検討する。合宿会場の木曽町民相撲場・室内運動場周辺には「相撲のぼり」が並ぶほか、今回は新たに「桃太郎旗」も加わり、よりにぎやかに合宿ムードを盛り上げる。相撲のぼりを作る協賛者を1口10万円で、桃太郎旗は1口3万円で募る。
 木曽郡内6町村や木曽相撲連盟などでつくる実行委員会を4月にも立ち上げ、詳細を詰める。御嶽海後援会の事務局は「4年ぶりの合宿が御嶽海関の奮起のきっかけにもなれば」と期待している。同後援会は同日、御嶽海関を迎えての激励会を6月25日に松本市で開くことも発表した。