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「てんかん知ろう」パープルデーでイベント 松本城ライトアップも

紫色にライトアップされた天守

 世界的なてんかん啓発活動日「パープルデー」の26日、松本市の松本城公園で、てんかんへの正しい知識を広めようと初のイベントが開かれた。紫色にライトアップした天守の下で講演会を開き、てんかんという病気への理解を呼び掛けた。

 来場者は紫色の服を着たり、グッズを身に付けたりして訪れた。催しでは日本てんかん協会県支部副代表の永原正裕さん(33)が「てんかん患者の社会参加には壁がある」と課題を指摘した。患者の代表は症状や日常生活で気を付けていることを伝えた。実行委員会代表の医師・金谷康平さんは「患者が抱える孤独や差別を何とかしなくては。パープルデーでは、患者や家族に一人ではないことを一番伝えたい」と訴えた。
 催しは、信州大学医学部付属病院てんかん診療部門を中心とする実行委が企画した。雨天にも関わらず約150人が訪れた。

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