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成長期の食 ポイント助言 市民タイムスで沖本さん講演

 松本市在住の公認スポーツ栄養士・沖本玲子さんの講演会「試合に勝つには、なに食べたらいい?成長期アスリートに栄養チャージ講座」(市民タイムス主催)が26日、島立の市民タイムス本社みすず野ホールで開かれた。沖本さんは、運動を頑張る小中学生が試合で力を発揮するために、毎日のバランスのよい食事と適切なエネルギー摂取が大切だと語り、小中学生と保護者35人が熱心に聴講した。

 沖本さんは「ジュニア期は食べることがトレーニング」と食の大切さを強調した。「技術のスキルアップは大切だが、食事を食べきれないほど練習するのは駄目」と指摘し、好き嫌いをなくす、食べることに慣れるなどの食のトレーニングをしてほしいと語った。1年間に8センチ程度身長が伸びる成長スパークの時期には、適切な大量のエネルギーを取ることで最大限まで身長を伸ばせる可能性があることなども紹介した。
 軟式野球に励む小学5年生の長男がいる髙山裕未さん(36)=安曇野市三郷温=は「試合に勝つためには、毎日の食事を大切にしないといけないことがよく分かった」と話した。
 沖本さんは市民タイムス木曜日付に成長期のアスリート向け栄養コラムを執筆している。

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