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地元探索 世代超え仲良く 王滝村 初のロゲイニングに30人

謎解きポイントで配られた問題に挑戦する参加者

 王滝村公民館を発着点にして25日、地図を手にチェックポイントを歩いて巡るロゲイニングイベントが開かれた。新型コロナウイルスの影響で少なくなっている幅広い年代の交流を促したいと村公民館、村こども育成会、やまのこ学校協議会が初めて企画した。子供から大人まで約30人が集い、楽しみながら村の魅力を再発見した。

 公民館周辺の上条・下条・中越区内45カ所の撮影チェックポイントや、3カ所の謎解きポイントなどを探して得点を競った。一目で特定できる場所から、仲間で知恵を絞ってようやく分かる場所までさまざまな難易度のポイントを設けた。
 あいにくの雨だったが、参加者はチームごとに効率よく探索できる道筋を決めてから出発した。制限時間は2時間以内で、仲間と地図を見ながら、ビニールハウスや鳥居、桜の木など撮影ポイントのヒントが載る資料の通りに写真を撮っていた。
 王滝小学校2年の田中葉八乃さん(8)は「問題の難しさはちょうど良かった。でも、次にやるなら晴れた時がいいな」と話し、木曽町の日義小学校1年の岩井美咲さん(7)は「雨で滑らないように歩くのが大変だったけど、植物をたくさん見つけられたし、村のことも知ることができた」と探索を堪能していた。