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仲間の門出をロックで祝福 松本市職員らの有志バンドがライブ

岩田さん(左)の還暦と定年を祝って演奏するメガ☆ハイボールズ

 人生の新たな門出を迎える仲間をロックミュージックで祝うライブが21日、松本市深志1のライブハウス・MOLEHALL(モールホール)で開かれた。市職員ら有志でつくるロックバンド「メガ☆ハイボールズ」が、今月で定年退職する市下水道課長でバンドメンバーの岩田公晴さん(60)をねぎらって企画。長く公私を共にし、雨の日も風の日も業務にまい進してきた岩田さんの第2の人生にエールを送った。

 メガ☆ハイボールズはボーカルの飲食店経営・柳澤明里さん(52)、ギターの市交通部長・田原茂さん(57)、ベースの岩田さん、ドラムの市文化観光部長・小西敏章さん(59)の4人で平成28(2016)年に結成。多忙な業務の合間を縫って、早朝や週末など「可能な時に可能な範囲で」(関係者)練習してきた。
 この日は邦楽から洋楽まで幅広いカバー曲を披露。市職員の本木昇さん(59)も応援に駆けつけ「卒業写真」の弾き語りをはなむけに贈った。柳澤さんから岩田さんにサプライズで花束が手渡されると、観客からも次々と花束が贈られ、岩田さんは演奏後「バンドを組めることに本当に感謝。まさに生きがい」と笑顔を見せていた。
 近年は新型コロナウイルス禍で活動に制約があったが、社会が日常を取り戻す中で徐々に再開し、開催にこぎ着けた。小西さんは「仲間との時間が日々の仕事の活力にもつながる。岩田さんお疲れ様」と節目のライブ実現を喜んでいた。  

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