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「気分は村神様」 松本リトル・南で選手の母親がホームラン競争

子供たちの応援を受けながらフルスイングでホームランを放つ母親

 少年硬式野球の松本リトルリーグ・南は21日、松本市島立の島立グラウンドで、選手の母親たちによるホームラン競争を行った。22人の母親が挑み、子供たちの声援を受けながらフルスイングを見せていた。

 ティーの上に柔らかいボールを置いて打つティーボールで、「お母さんたちにも野球を楽しんでもらいたい」と初めて企画した。1人5球ずつ打って、30㍍ほど先のフェンスを何本越せるか競った。
 母親たちは空振りしたり力んでティーをたたいたりして笑い声が絶えず、豪快なホームランが出ると子供たちも歓声を上げた。3本でホームラン王になった稲毛麻衣子さん(43)は「初めてあんなに飛んで気持ちよかった。子供にもホームランを打ってほしい」と喜んでいた。
 この日は午前中に野球の国際大会・ワールドベースボールクラシック(WBC)の準決勝、日本対メキシコ戦があり、観戦を希望する選手たちのためにイベントの開始を午前から午後に変更した。深澤乙希君(10)は「吉田正尚選手がすごかった。ぼくも片手でホームランを打てるような選手になりたい」と目を輝かせていた。