朝日村で春作レタスの定植が盛ん

レタス産地の朝日村で、春作レタスの定植が盛んに行われている。暖かな陽気が続き、一帯に畑が広がる古見原を中心に生産者が作業を進めている。春作の出荷は、5月初めにも本格化するという。
古見の塩原七男さん(64)は、例年より少し早い2月末から作業を進めている。資材価格や燃料の高騰など生産者にとって厳しい状況が続いていることもあり「無事に育ってほしい」と願う。
祖父の代から塩尻市を中心にレタス栽培に取り組む青柳充さん(32)=塩尻市洗馬=は15日、古見の畑で家族と共に定植を進めた。有機肥料を中心に土作りに励み「おいしい春作レタスを届けられれば」と話した。
JA松本ハイランド野菜指導センター朝日によると、村内では95戸がレタスを栽培し、令和5年度は約63万ケース(1ケース10㌔)の出荷を目標にしている。3月下旬にかけてキャベツの定植も本格化する。