卒業証書 素顔で手に 木曽郡内小学校 マスク外し堂々と

木曽郡内の小学校5校で16日、卒業式が開かれた。政府の方針から久しぶりにマスクを着けず式に臨む卒業生の姿も見られ、保護者や教職員に見守られてりりしい顔つきで6年間の学びやを巣立った。
南木曽町の南木曽小学校は37人が卒業した。入退場や合唱などの場面で、卒業生のみマスクの有無を個人の判断にした。中学校の制服に身を包んだ児童たちは一人一人堂々と卒業証書を受け取った。松井聡校長は、学校目標の「えがお あせ ゆめ」を大事にし続けてほしいと話し「困難にくじけず学び続け、自分の魅力や強みを伸ばしていってください」と呼び掛けた。
式後は最後の学活や学年集会があった。教職員や転校する仲間と別れを惜しみ、担任の教諭には花束や歌の贈り物をして感謝を伝えた。西尾麟太朗君は「楽しかったし、一瞬に感じる6年間だった。中学校では部活を頑張りたい」と話していた。
郡内の小学校では18日まで順次卒業式が開かれる。