政治・経済

「ねばねばいきます 山形村」 開村150周年スローガン

村内外からの公募案を参考にスローガンを話し合う委員たち

 山形村開村150周年記念事業準備委員会は14日、村役場で会合を開き、記念事業スローガンを「ねばねばいきます山形村」に決めた。令和6年に迎える150年の節目を盛り上げるため公募したアイデアを基に選んだ。「ねばる」は応募案の中で特徴的な単語の一つで、村特産の長芋や、昭和・平成の市町村合併の波を越えて自立の道を歩んできた山形の歴史を重ねた。村は今月中にも、スローガンと共にPRに活用するロゴマークの公募を始める。

 公募はスローガンと記念イベントのアイデアを対象に行い、村内外の20~80代からスローガン案23件、イベント案52件が寄せられた(複数応募可)。
 スローガン選びは、公募の23件と委員会で考えた13件の計36件を対象にした。人工知能(AI)を活用して案を分析したところ、「未来」「可能性」「笑顔」といった単語がよく出現し、特徴的な単語に「咲かす」「ねばる」「みなぎる」などが挙がった。委員長を務める百瀬泰久さん(75)=下竹田=は「山形らしいスローガン。未来に向けて節目を盛り上げたい」とし「イベント案もたくさん集まり、皆さんが村に寄せる思いを感じた」と話した。
 イベントの詳細は新年度にかけて委員会で検討する。「空き家を活用した芸術祭の開催」「村民でつくるマルシェ」「大花火大会」「村民でギネス記録挑戦」といった多彩な案が寄せられている。
 ロゴマークの応募詳細は近く村ホームページや村公式ラインで発信する。