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県のご当地体操最優秀賞 大桑村ほこっと体操 山々や川下りイメージ 自宅で気軽に 普及へ力

動画やDVDでほこっと体操をRRする村職員

 健康づくりを目的とした大桑村オリジナルの「大桑村ほこっと体操」が、県の信州ACEプロジェクトの一環となる「第15回しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」で最優秀賞に輝いた。新型コロナウイルス禍でも自宅で気軽にできる体操を―と制作し、本年度から本格的に活用をしている。村は受賞を機に一層の普及をしたい方針だ。

 村にちなんだオリジナルの歌に合わせる4分ほどの体操で、中央アルプスの山々や木曽川を下る船など歌詞に連動したイメージの動きをする。介護予防を狙いに足踏みの動きで足の筋力向上を図り、腕を大きく上げる動作で、可動域を広げ柔軟性のある体づくりも目指す。
 東海学園大学スポーツ健康科学部(愛知県みよし市)の丸山裕司准教授と連携して令和3年度に作った。本年度は丸山准教授を講師に約半年間の体操教室を開催し、参加者の柔軟性向上が見られたという。地域のサロンや福祉施設でも活用されている。
 コンテストは県内外の8作品が参加し、地域への普及度や行いやすさ、体操効果などを基準にビデオ審査が行われた。担当の村福祉健康課・松尾竜太さん(32)は「受賞は感激で、さらに広めていきたい思い。住民の方の継続的な運動習慣につながるような体操にできれば」と話している。
 ほこっと体操は動画投稿サイト・ユーチューブで公開しており、希望者には収録DVDの無料配布もしている。問い合わせは村福祉健康課保健係(電話0264・55・3080)へ。

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