教育・子育て

筑北中の原笹茉奈さん「武論尊賞」 県警の4こま漫画コンクール

審査員特別賞の伝達を受けた原笹さん(中央)

 麻績村の筑北中学校1年・原笹茉奈さん(13)の4こま漫画「助けを呼ぼう」が、少年問題をテーマに県警が募集した4こま漫画コンクールで、審査員特別賞の「武論尊賞」を受賞した。13日に同校で伝達式があり、原笹さんは安曇野警察署の中田邦博生活安全課長から、賞状と佐久市出身の漫画原作者・武論尊さんのサイン色紙を受け取った。

 県警本部によると、中信地方の入賞者は原笹さんのみ。作品は、さまざまな場面で涙を流す動物たちを描いて「痛い時、怖い時、悲しい時」という言葉を添え、最後に「助けてもらう方法がある」と警察への電話相談を紹介している。
 審査は、関係者の採点による「小学生以下」「少年」「一般」の各部門(金・銀・銅賞)のほか、3人の特別審査員の一存で選ぶ審査員特別賞(全3作品)があり、原笹さんの作品を武論尊さん自身が選んだ。筑北中へ進学後に漫画を描き始めた原笹さんは「助けてもらえる場があるのを知ってほしいと願って描いた。思いが伝わりうれしい」と話していた。
 コンクールには、県内の小学生から一般まで計381作品が寄せられた。受賞作品は学校や公共施設に配られる新年度の啓発カレンダーに掲載される。