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春告げる初午祭 豊科の玄蕃稲荷神社

「松本ダルマ」などが売られている初午祭

 安曇野に春の訪れを告げる「初午祭」が11日、安曇野市豊科南穂高の玄蕃稲荷神社(宮澤佳廣宮司)で始まった。地元住民らが参拝に訪れ、眉が特徴的な「松本ダルマ」や縁起物の「開運いなりあげ」を買い求めている。12日まで。

 家族連れなどが訪れた。明南小学校3年・中井初喜君(9)は「新型コロナウイルスが消えてほしいとお願いした」と話し、妹の同校1年・新奈さん(7)は「優しい2年生になりたい」と新年度を見据えた。
 玄蕃稲荷神社は毎年3月上中旬の土曜日と日曜日に初午祭を営んでいる。宮澤宮司は「お稲荷さまは五穀豊穣の神さまで、地道な努力なしに実りは得られない。成し遂げる意識を固め、いい1年にしていただければ」と話している。