先輩が語るスポーツへの取り組み方 松商で初のフェスティバル

松本市の松商学園高校は10日、初企画の学校行事「スポーツフェスティバル」を校内で開いた。「スポーツと健康」を通じて多彩な力を養う機会として、同校を卒業したアスリートや大学生らが講演などを行い、1、2年生約870人が参加した。11日は同校硬式野球部やサッカー部と県外名門校の招待試合を一般公開する。
近年卒業した先輩9人は「勉強と部活動の両立」「学校生活や部活動で学んだこと」などをテーマに座談会を開き、経験を基に在校生に助言し、エールを送った。硬式野球部出身の専修大1年・織茂秀喜さん(19)は「部活動はもちろん勉強も頑張れば将来の選択肢が増える」、信州大1年・長岩和希さん(20)は「高校はけがで苦しんだけれど部活で習慣化した規則正しい生活が大学受験に役立った」と話した。
硬式野球部主将の2年・前田優空君(17)は「先輩たちの経験が自分たちに重なるところが多く心に響いた。勉強や部活動に生かしたい」と力を込めた。
同校OBでJリーグ・サガン鳥栖の元選手・高橋義希さんの講演、フィットネスや認知機能向上のトレーニングもあり、生徒は楽しみながら学んだ。
11日は午前10時から同校グラウンドで硬式野球部と常総学院高、午後1時から松商学園総合グラウンドでサッカー部と帝京高の試合を一般公開する。