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『三郷の宝』刊行 安曇野市職員21人が執筆 地域の魅力再発見

10日に刊行した『三郷の宝』

 安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会(事務局・市文化課)は10日、『三郷の宝』を刊行し、無料配布を始めた。市内5地域それぞれの自然や歴史、文化をまとめた「宝」シリーズ書籍の第4弾で、江戸時代の百姓一揆・貞享騒動や独立した里山・室山などを分かりやすく紹介している。

 B5判の174ページで、写真や地図、グラフなどをふんだんに使って分かりやすく解説している。市職員21人がそれぞれの得意分野を生かして執筆した。貞享騒動については、松本藩の財政難と厳しい年貢の取り立て、一揆に至った経緯、処刑された人々、その後の情勢変化などを分かりやすく伝えている。
 市文化課の担当者は「地域の価値をあらためて確認し、地元愛にあふれる歴史を知っていただければ」と話している。三郷の宝は豊科郷土博物館や穂高郷土資料館、各交流学習センター・施設、市文化課窓口などで希望者に配布する。問い合わせは同課(電話0263・71・2465)へ。

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