政治・経済

冠着荘の指定管理者 信州綜合開発観光(茅野市)に

4月から新しい指定管理者になる見通しの冠着荘

 筑北村は、坂井の温泉宿泊施設「草湯温泉冠着荘・村健康館」の4月からの指定管理者について、県内でスキー場やホテルなどの観光事業を手掛ける信州綜合開発観光(茅野市)を選定する方針を固めた。村は9日に関係議案を村議会3月定例会に提出する。議会に認められれば、指定期間は令和8年3月31日までの3年間。

 村によると、冠着荘の指定管理者は昨年4月から3年の期間で、長野市の学校法人光和学園だった。しかし、約1000万円の赤字見込みで、昨年12月には料理長が退職し、レストランでの料理提供も中止。新事業のはり・きゅう治療も認可が下りなかったという。今年2月、光和学園から指定管理者取り消しの申し出があった。