教育・子育て

公立高校で一般入試 県内全体9891人挑む 合格発表17日

換気された教室で試験開始を静かに待つ受験生(松本蟻ケ崎高校)

 令和5年度の県内公立高校入試の後期選抜(一般入試)が7日、各校で一斉に行われた。朝から晴天に恵まれ、受験生は引き締まった表情でそれぞれの志望校に足を運び、新型コロナウイルス感染対策をして試験に臨んだ。

 松本市の松本蟻ケ崎高校では333人が受験した。マスクをした受験生たちは各教室で受け付けを済ませ、事前の諸注意を聞いた。検査室に移動し、机上に筆記用具を置いて静かに試験開始を待った。午前9時35分に国語が始まり、数学、社会、理科、英語の順で50分間ずつ5教科に取り組んだ。
 同校では各教室の入り口に消毒液を置き、窓を常時開放して換気したほか、昼食時は会話を控えるように案内するなど感染対策に配慮した。

 県教育委員会によると、後期選抜は県内全体の募集人員計1万945人に対して9891人が受験し、倍率は0・90倍となった。
 全日制課程は、募集人員計1万70人に対して9659人が受験して0・96倍となった。うち普通科は0・99倍、職業科は0・85倍、特色学科は1・05倍、総合学科は0・87倍だった。
 定時制課程は0・22倍、多部制・単位制は0・38倍だった。
 後期選抜の合格発表(入学予定者発表)は17日で、再募集は17日から22日午後5時まで受け付ける。