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ふたを開けたら「キャラ弁」で歓声 波田小の給食に登場

バットの中からキャラクターが現れて驚く子供たち

 松本市の波田小学校の給食に7日、「キャラ弁」が登場した。「給食の楽しい思い出になるように」と、学校に隣接する波田学校給食センターが詳細を内緒にして企画した。まぜご飯が入ったバットのふたを開けると、人気キャラクター・リラックマが現れ「すごい!」「かわいい!」と歓声が上がった。

 口元は白米、目鼻は、のりで表現した。調理員が手分けして、各クラス二つずつ計52個のバットにキャラを描き、給食に間に合わせた。3年2組はご飯一粒残さず完食し、西田こころさん(9)は「絵がおしゃれだと思った。おいしかった、と言いたい」と調理員への感謝を話した。
 波田学校給食センターは、波田小学校と波田中学校の給食計約1300食の調理を担う。昨年末に中学校でキャラ弁を提供して好評だったのを受け、小学校でも計画した。手間はかかるが、栄養教諭の荻上裕子さん(46)は「調理員の皆さんがよくやってくれた」と感謝した。「喜んでくれて何より」と子供たちの姿に目を細めていた。