田の原に飲食・休憩所新設 王滝村 ５～７年度 村有４施設は解体
王滝村は、御嶽山登山口である７合目の田の原に、飲食提供や休憩ができる施設を新設する方針を固めた。令和５～７年度に、老朽化で現在使われていない村有４施設を解体し、新施設を建てる計画だ。
初年度は田の原山荘や公衆トイレ、御嶽山荘を解体する。「飲食を提供してほしい」との登山者の声に応え、観光センターは残して営業する方向で考えている。早ければ６年度に厨房を備えた新施設を建て、７年度に観光センターを取り壊す。
村は、９日開会の村議会３月定例会に提出する新年度一般会計当初予算案に３施設の解体費７７３１万円など必要経費を計上する。
規模など施設の具体的なあり方については、村総合戦略会議委員らでつくる検討委員会で協議される。
越原道廣村長は「特にグリーンシーズンに多くの人が来てもらえる場所にしていきたい」と話している。