集大成の料理や菓子ずらり 松本調理師製菓師専門学校が卒業作品展

松本市白板2の松本調理師製菓師専門学校は26日、第35回卒業作品展を校内で開いた。調理師や製菓衛生師として間もなく巣立つ3学科の88人が、腕によりを掛けた料理や菓子を展示。それぞれが選んだテーマの表現や仕上がりの美しさなどを競い、学びの集大成を披露した。
コースなどで組み立てた和洋中の各料理、華やかな和洋菓子、パンと幅広い出品があった。学生たちは試作を重ねた料理や菓子ばかりでなく盛り付けや器、ディスプレーも工夫し、来場した保護者や在校生らが感心して見入っていた。審査は校内外の22人で行い、全体で30人が受賞した。
最高賞の理事長賞には吉澤洸二さん(20)=松本市島立=の西洋料理が選ばれ、切り口の美しさなど丁寧な仕事ぶりが高く評価された。市内のレストランに就職予定で「見栄えよくできるよう細かな部分も気を配った。受賞は今後の自信になる」と話していた。
特別賞の市民タイムス賞は、高山琳乃さん(20)=同市島内=の日本料理が受けた。