松本国際中女子バレー部 創部2年目で初の県制覇

松本市の松本国際中学校女子バレーボール部は、第38回エプソン杯県中学校バレーボール選抜優勝大会で初優勝し、創部2年目でチーム初の県制覇を果たした。3月18日に新潟県で開幕する北信越大会に挑む。今夏の全国中学校体育大会出場に向けた力試しの大会でもあり、選手たちは「北信越優勝」に闘志を燃やす。
選抜優勝大会は1月下旬にあり、松本国際は予選リーグを1位で突破すると、上位8チームで争う決勝トーナメントは全3戦をストレート勝ちで頂点に駆け上がった。持ち味のサーブとブロックがさえ、コンビバレーで相手を圧倒。3試合全てで相手をセットポイント20点未満に抑える快勝だった。
チームとして県大会自体が初出場で、紺野姫衣主将(2年)は「予選は慣れない雰囲気にのまれてしまった」と反省を口にする。それでも、決勝トーナメントではメンタル面をきっちり修正、嘉藤悦朗監督は「粘り強さがついた」と成長をたたえた。
部員は2年生6人、1年生3人の9人。チームスローガンに「克己踏破」を掲げ、雑念を振り払い、高い目標達成に向けて日々まい進する。「スター選手はいないがチーム力は高い。全員バレー」と嘉藤監督。北信越優勝は通過点とし、紺野主将も「一人一人が特技を発揮し、成長した姿をプレーで示したい」と燃える。