懐かしのアニメ映画のポスターずらり 松本の上土シネマミュージアム

映画館だった建物を活用し、昨夏開館したレトロ体験型博物館上土シネマミュージアム(松本市大手4)で、保管されていた昔の映画のポスターを展示する企画展が初めて開かれている。「連休中に親子で訪れてほしい」とアニメ映画を特集し、東映まんがまつりやドラえもん、宮崎駿監督作品など、懐かしいアニメ映画のポスター現物37枚が展示されている。16日まで。
映画館だった当時は「松本東映」という館名で映画会社・東映の作品を多く上映していたこともあり、「東映まんがまつり」のポスターが並ぶ。漫画家・鳥山明さんの作品「Dr.スランプ」など、同時上映された当時の人気アニメ数本がポスター1枚にずらりと紹介されている。宮崎駿監督作品は「風の谷のナウシカ」=昭和59(1984)年公開=や「もののけ姫」=平成9(1997)年同=など初期の代表作がそろう。アニメ映画の一場面を宣伝用に写真化した物も展示する。
館内に保管してあった大量のポスターを松本大学の学生たちがリスト化し、その中から展示した。今後は任侠映画のポスター展なども計画する。建物改修のためのクラウドファンディングや、ミュージアムの活動に賛同する会員募集も近く始める予定だ。百瀬寿祐専務理事は「この機会に観光客だけでなく、地元の方にも足を運んで知ってもらいたい」と話している。
入場無料。開館時間は午前10時~午後5時。