地域の話題

能登の子供たち、花で笑顔に フラワースピリットが寄贈

みらいの浅田代表(右)に花を贈ったフラワースピリットの上條会長

 花卉栽培のフラワースピリット(川崎哲弥社長、松本市和田)は2日、昨年1月の能登半島地震の被災地支援活動を行う松本市炊き出し隊みらい(浅田修吉代表)にラナンキュラスの花4000本を贈った。新学期を迎える子供たちに笑顔を届けようと、花に思いを託した。

 みらいの浅田代表(66)と川久保文良さん(50)が同社の上條信太郎会長(74)の自宅を訪れ、敷地内の会社の倉庫からラナンキュラスの花4000本を運び出し、車に積み込んだ。みらいの2人が2~3日に石川県珠洲市、能登町、穴水町、七尾市能登島を巡り、各市町の教育委員会を通じて小中学校や特別支援学校の計26校に届ける。
 被災地は震災後の急激な人口減少で学校の統廃合が検討されているところもある。上條会長は「花は心のケア。子供たちの門出を祝いたい」と願いを込めていた。