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朝日の公共交通のバス停看板見やすく オレンジ色に変更、視認性アップ

新しいオレンジ色のバス停看板を取り付ける村職員。「おひさま保育園前」は「中坂」に変わった

 朝日村は、村内の公共交通のバス停57カ所の看板を見やすい色にリニューアルする。これまでの緑色からオレンジ色に変え、緑や青が多い村の風景の中でより認識しやすいようにする。合わせて一部のバス停名称を見直し、現在はない建物の名前などが使われていた7カ所の名称を変更する。

 新しい看板は子供から高齢者まで認識しやすい暖色のオレンジ色を採用した。日本語のみだった表記も見直し、英語・ローマ字表記を加え、一目でバス停と分かるようにバス車両をかたどったサインも付けた。新しい看板への交換作業は18日から村職員が順次行い、約2週間で全ての看板を取り換える。
 バス停の名称変更は、松本地域を走るバスのダイヤ改正に合わせて15日に行った(村内のダイヤ改正はない)。新名称は地名や地区名、現在ある主要施設にちなんで決めた。「おひさま保育園前」バス停は平成26(2014)年度に保育園が閉園し建物もなくなっているため、「中坂」に変更。「西洗馬公民館」は昨年6月の公民館解体に伴い「中組」に変わる。民間事業者のバス路線があった当時の車庫名を取っている「朝日車庫前」は「朝日小学校北」になる。
 村内と塩尻市のJR広丘駅前を結ぶ朝日広丘線、村内と松本市波田を結ぶ朝日波田線、週2回運行する買い物バスの停留所が対象となる。村企画財政課の担当者は「一目見て分かる色で視認性を高め、利用しやすい環境を整えたい」としている。