地域の話題

麻績・筑北中 全校でかくれんぼ 3年生を送る会で企画

校舎内に隠れた後輩(右)を探す3年生たち

 麻績村の筑北中学校で14日、3年生15人が校内各所に隠れた1、2年生を探す"かくれんぼ"を楽しんだ。世代交代した新生徒会によるお楽しみ企画で、後輩たちは携えたメッセージボードで、19日に卒業する3年生に感謝の気持ちを伝えた。

 「3年生を送る会」の一環で全校レクリエーションを企画した。3年生は3人一組で教室や体育館をくまなく回って隠れた後輩13人を探し回った。机やカーテンの陰だけでなく、小さな隙間にも巧みに隠れており、3年生たちは「難しいな」と話しながら探索を楽しんだ。見つかった生徒たちはそれぞれ2枚ずつメッセージボードを持っており、最後に並び換えて『高校に行っても頑張ってください!お世話になりました!』と伝えた。
 生徒会長の2年・黒岩千隼さん(14)は「3年生には楽しい思い出を胸に卒業してほしい」と願った。3年生の宮下結雅さん(15)は「校舎を巡りながら3年間の思い出がよみがえった」と笑い「少人数校でみんな顔見知りだが、いずれバラバラになる。みんな仲良く、それでいて新しいことにも挑戦してほしい」と話していた。