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街で輝く氷彫作品 松本でフェス開幕

花時計公園で制作された氷彫作品

 「国宝松本城氷彫フェスティバル」が24日、松本市の中心市街地で3日間の日程で開幕した。各所にさまざまな氷彫作品が展示され、市民や観光客らが足を止めてスマートフォンで撮影していた。25日は松本城公園とその周辺で氷のジャンボ滑り台やステージ発表などのさまざまなイベントが行われる。

 花時計公園では若手の氷彫師が熟練者に教わりながら制作に励んだ。都内でパティシエとして活躍する髙橋遙さん(29)は、北佐久郡軽井沢町のホテルでシェフをしながら氷彫づくりをする山﨑紀夫さん(55)に誘われ、昨年からフェスに参加。今年は手のひらで羽ばたく白鳥をモチーフにした作品づくりに挑戦し「体力を使うが四角い氷がいろいろな形に変化するのが氷彫の魅力。見る人が楽しくなるような作品に仕上げたい」と意気込んでいた。
 25日は氷彫展示のほか、午前10時から午後2時まで外堀大通りで大道芸や太鼓演奏などのステージ発表が行われる。石けんを使ったワークショップは午後0時半から先着30人で参加を受け付ける。氷のジャンボ滑り台は松本城公園に設けられる。