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ラジオ作り 親子で楽しむ 明科であづみ野FMなどが工作教室

ラジオ作りを楽しむ参加者

 安曇野市のあづみ野エフエム、総務省信越総合通信局、信越情報通信懇談会電波利用委員会、県電波適正利用推進協議会は13日、明科公民館で親子ラジオ工作教室を開いた。小学生31人と保護者21人が参加し、ラジオを作って放送を受信する楽しさを味わった。

 工作キットを使って同推進協議会推進員と日本無線スタッフが手ほどきした。参加者はエナメル線を巻いてコイルを作ったり、部品を基板にハンダ付けしたりと夢中になって取り組んだ。完成するとラジオを窓際に持って行き、イヤホンを耳に当てて放送が聞こえるかどうか確かめた。
 母親と参加した豊科東小学校6年生の八田彩吹さんは「ちょっと聞き取りづらかったけれど、本物と同じように聞こえた。ラジオを自分で作れるのは意外だった」と、貴重な体験を喜んでいた。
 災害時に役立つラジオの特性や電波の知識を学ぶ機会として開かれ、市豊科郷土博物館友の会タカラさがし部の親子が参加した。あづみ野エフエムでスタジオ見学やコメント収録の体験もした。同社の藤田達也さんは「地域のメディアとしてラジオや電波が役に立っていることを知ってもらえたら」と期待感をにじませていた。